ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 309字|2009.9.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
あくまで「シロ」と主張
ダバオ市で犯罪者を標的にした「見せしめ殺人」が後を絶たない。8月には13人が殺害されたのに続き、今月に入っても3日だけで4人が他殺体で見つかった。
これに対し、人権委員会などから「見せしめ殺人」を裏で操っているのではとやり玉に挙がっている同市のドゥテルテ市長は、「警察部門からは一切手を引いた」と述べ、続けて「私はシロ。身内の1人も殺された。ダバオ市をおとしめようとする者の犯行だ」と怒りをあらわにしている。
一方、人権委南部ミンダナオ事務所は「見せしめ殺人」の横行をあらためて非難した。犯行はほとんどがオートバイに乗った男性が標的に近づいて発砲、確実に息の根を止めているのが特徴という。(7日・サンスター)