ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2009.8.17|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
狂犬病対策を強化
南サンボアンガ州サンボアンガ市で、狂犬病患者が相次いで出ている。このため市衛生部はこのほど、狂犬病防止に向け飼い犬などに予防ワクチンを接種する対策強化に乗り出した。
衛生部によると、今年1〜7月の狂犬病発生件数は2375件と、例年の同件数を上回っている。このため、衛生部は同市内にある98のバランガイ(最小行政区)を対象に係官が直接出向き、狂犬病防止策の広報に努めている。
中でもギワン、サンタマリア、パソナンカなど5つのバランガイでの狂犬病発生が著しく、係官が犬の飼い主に予防ワクチン接種を積極的に行うよう呼び掛けている。通常は1600〜6000ペソかかる同接種を無料にするという。(12日・サンスター)