ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2009.7.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
拉致の4歳児無事救出
マギンダナオ州の中国系比人実業家の息子(4)が6月末に拉致された事件で、国家警察は6日未明、住民からの通報で男児を無事救出した。国家警察イスラム教徒自治区本部のバカス本部長によると、同州ダトゥオディン町タビランで、子どもを連れた不審なグループがいるとの通報があった。警官が駆けつけると、犯人グループは男児を置き去りにして逃走した。
男児はすぐに近くの病院で健康診断を受けたが、体重が減少していた以外は異常なかった。警察当局は、ミンダナオ中部を中心に身代金目的の誘拐・拉致事件を起こしている犯罪集団、ペンタゴン一味の仕業とみている。男児は6月25日午後、下校途中で拉致され、200万ペソの身代金要求があったという。(8日・スター)