ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2009.5.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
火力発電所建設に反対
地球環境、気象に悪影響を及ぼすとして、サランガニ州のカトリック司教らがこのほど、ジェネラルサントス市で石炭火力発電所建設計画への反対集会を開いた。
問題の火力発電所はサランガニ湾に面した同州南部マアシム町に計画され、発電能力は二百メガワット。アルカンタラ・グループが二〇〇七年九月に建設計画(総工費四億五千万ドル)を発表。将来的には発電能力を九百メガワットに増強する予定。
集会でグチェレス司教は「誰もが新鮮な空気とより良い環境を求める権利を持つ」と話し、「火力発電所が完成すれば、大気汚染はサランガニ州にとどまらず、ミンダナオ全域に及ぶ」と懸念、祈りと行動を通じて建設中止を実現させようと訴えた。(29日・サンスター)