ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2009.4.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
拘置所内暴力嫌い脱走
マギンダナオ州コタバト市でこのほど、母親に伴われた少年が「同市拘置所を脱走してきた」と自首した。少年は同拘置所で起きた集団脱走騒ぎに乗じ、一緒に逃げたという。拘置所当局は、少年の存在は把握していなかった。
これまでの調べで、少年は強盗容疑で捕まり、殺人犯らも混じる同拘置所内に入れられ、重罪収容者たちから連日、暴力を受けていた。このため、脱走騒ぎを機に一緒に拘置所から抜け出たという。
少年はコタバト市内の実家に逃げ帰ったが、心配した母親が息子を伴って同市当局に出頭。セマ同市長は脱走犯に関する情報を提供したとして、少年に五万ペソを贈るとともに、少年が成人用の拘置所に入れられた経緯を調べることにしている。(20日・サンスター)