ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 301字|2009.4.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
50世帯を強制排除
ダバオ市でこのほど、私有地を不法占拠し住み着いていた五十世帯が裁判所の命令で強制排除処分を受け、住居も撤去された。
問題の私有地(面積十五ヘクタール)は同市ミンタルを走るダバオーブキドノン高速道沿いにある。同市地裁は既に、不法占拠者の立ち退きによる所有地明け渡しを求めた地主の訴えを認めていたが、占拠者たちが立ち退き命令に従わなかったため、今回の強制排除を実施した。
排除された住民は近くの体育館などに身を寄せたり、私有地近くに掘っ立て小屋をつくるなどし、裁判所に近く排除無効申し立てを行うという。住民の一人は「ここ(私有地)に十八年も住み、他には移れない」と話している。(7日・サンスター)