ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2009.3.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
徴税増に全力傾ける
税収落ち込みで中央政府の財政事情が悪化する中、西ネグロス州の新バコロド税務署長はこのほど、「優先順位リストを基に徴税活動に全力を挙げる」との方針を明らかにした。
タン署長は「国税局の指示で、優先すべき徴税対象リストを作成中。公正かつ迅速な徴税を進める」と強調した。
同税務署は現在、西ネグロス州の基幹産業である砂糖生産分野で、同協同組合と徴税をめぐる係争を抱えている。同組合は「徴税の対象外」と主張、二〇〇七、〇八年に支払った税金一億二千五百万ペソの返還を求めている。
タン署長は「裁判の結果を待つだけ」と述べるにとどまったが、政府の財政赤字が深刻化しているだけに、税収増に向けた同署長の手腕が注目される。(24日・サンスター)