ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2009.2.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
交通取締員の給与遅配
東ミサミス州カガヤンデオロ市で、今年一月から市の交通取締員たちへの給与未支払い状態が続き、「生活費に困っている」との悲痛な声が上がっている。
同市には市内の交通を取り締まる係員が計二百一人いる。このうち正規職員はわずか十三人。残りは契約職員で、半年ごとの契約延長により職場を確保しているのが現状。
これら契約職員の間で給与遅配が起きており、その一人は「生活費に困り、兄弟に借金し、何とか子供の学費を払っている」と頭を抱えている。
給与遅配は今回が初めてではなく、過去にも何度か遅配があったという。これに対し市側は、「一週間後には支給できる」と回答しているが、契約職員の間では市の対応に不満と不信感が高まっている。(12日サンスター)