ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2009.2.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
人権委に挑戦状
豪腕政治家として名高いドゥテルテ・ダバオ市長はこのほど、同市内で相次ぐ「見せしめ処刑」事件に絡み、事件と同市長の関係を疑う比人権委員会(ディマ委員長)に対し、「事態をはっきりさせるため、公聴会の開催を求める」との挑戦状をたたきつけた。
ダバオ市では同市長就任後、自警団と称する武装集団が暗躍、麻薬の売人や強盗集団のメンバーらを殺害する事件が相次いで起きている。市民の間では自警団の裏にはドゥテルテ市長がおり、殺人は犯罪者への「見せしめ処刑」とのうわさが広く流れている。
挑戦状の中で同市長は「見せしめ処刑」への関与を否定するとともに、「関与を疑うならそれを証明する証人、証拠を提示せよ」と豪語している。(3日・サンスター)