ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 307字|2009.2.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
死刑復活で賛否両論
東ネグロス州が今、死刑復活賛成・反対両論の対立激化で揺れている。
反対派の先頭に立つのがマシアス同州知事。下院議員経験を持つ州知事は「私は死刑廃止法案(一九九七年)の共同提案者の一人」とした上で、「どのような人物であれ、その命を奪うことは神の意志に反している。誰もが生きる権利を有しているからだ」と訴える。
これに対し同復活の意義を強調するのが、マルケス同州警察本部長。「厳罰を設けることで犯罪は抑止される」とし、その例として、町中でつばをはいただけでも高額の罰金が科せられるシンガポール、そしてオートバイ運転時のヘルメット不着用を厳しく摘発しているアルバイ州の例を挙げている。(1月26日・サンスター)