ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2008.12.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
農地改革法の延長要求
東ミサミス州都カガヤンデオロ市で三日、農民への農地分配などを盛り込んだ農地改革法(CARP)の早期延長決定を政府に求める「農民行進」が行われた。
参加したのは、首都圏マニラ市で今年、農地分配を求める長期ハンガーストライキを決行したことで知られるスミラオ農民、さらには遠くブキドノン州から駆け付けた農民ら千人以上。
二十年間の時限立法だった農地改革法は六月十五日に期限切れとなり、その間、大規模農園主や大企業の所有する農地の分配は進まなかった。
このため自らの農地での食糧生産を希望する各地の農民たちが、カトリック教会や非政府組織などの支援を受けて同法延長を求め、さまざまな闘いに取り組んでいる。(4日・サンスター)