ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2008.11.17|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
違法金鉱を強制閉鎖
南コタバト州政府はこのほど、同州ティボリ町内にある違法金鉱百四十五カ所および鉱石などを粉砕する施設を強制閉鎖した。
同金鉱はいずれも小規模だが、地元の少数民族、マグアン族らが土地権侵害、環境汚染などを理由に、同州政府に閉鎖を要請していた。
州政府は既に数カ月前から、違法鉱山の自主的閉鎖を呼び掛けていたが、これに応じなかったため、警察官および国軍部隊を動員、強制閉鎖措置に踏み切った。
違法金鉱が集中していたのは同町ケマツ・バランガイ(最小行政区)の二十一ヘクタール。マグアン族は同二十一ヘクタールを「父祖伝来の土地」とし、所有権を主張していたが、これに対し州政府は特に判断を示していない。(10日・サンスター)