ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2008.10.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
紛争で観光客数減少
観光省の八日発表によると、今年一︱六月に中部ミンダナオ地域を訪れた国内外の観光客数は二十九万三千九百三十七人にとどまり、前年同期の三十一万九千五百八人から約八%減少した。
同地域に含まれるのは南、北コタバト、スルタンクダラト、サランガニ各州、ジェネラルサントス、コロナダル、タクロン、キダパワン、コタバト各市で、観光客数の減少は同地域で続く国軍とイスラム教徒急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)との戦闘が最大の要因。
地域開発協会のリム会長代行は「観光客減少の最大原因は軍事衝突で、比に置かれた各国大使館がミンンダナオへの渡航自粛勧告を出している。これが同地域のイメージを悪くしている」との見方を示した。(8日・サンスター)