ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2008.9.22|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
野犬の溺死処分に非難
東ミサミス州カガヤンデオロ市が、捕獲した野良犬を溺死(できし)処分していたことが発覚、動物愛護団体などが「残酷すぎる」と厳しく非難している。
溺死処分は地元紙の報道で判明した。それによると、カガヤンデオロ市動物収容局は市内で野良犬を捕獲した後、水を張ったバケツに犬の頭部を押し入れ、溺死させていた。八月には市管理のゴミ埋め立て地で、野良犬十匹がこの方法で処分されたという。
これに対し市当局側は、薬物注射による処分では、担当者が犬にかまれるなどの危険性があると、溺死処分を正当化、さらに、同方法なら死に至る時間が約五分と短くて済むと弁解した。動物保護団体は「残酷で、適切さを欠いた措置」と改善を求めている。(14日・インクワイアラー)