ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2008.8.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
果物の王様がピンチ
ミンダナオ地方の特産果物、ドリアンなどの生産者団体、ミンダナオ・フルーツ協会はこのほど、ドリアンとランソネスの今年の収穫量が前年に比べ、それぞれ四〇%、八〇%も減少すると発表した。乾期中の低気温など不順な天候に加え、肥料と燃料の価格高騰が響いたのが主因。ランソネスの場合、害虫カイガラムシの大量発生も減産要因の一つ。
同協会は、今回の減産により「果物の王様」と呼ばれるドリアンの価格は、昨年の一キロ=二〇ー三〇ペソから同六十ー七十ペソに急騰。さらに、ドリアン農家にとり最も頭の痛い問題が肥料価格の急騰。昨年の価格は一袋=八百ペソにとどまったが、今年に入って急騰し、現在の価格は一千九百四十ペソに上昇している。 (30日・サンスター)