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　大型フェリー転覆事故の余波がビサヤ地方の車販売業者にまで及び、顧客への新車などの引き渡し日に大幅な遅れが出ている。同事故発生直後から安全確認を名目に、同フェリー運航会社スルピシオ・ラインズ所属の貨客船・貨物船の運航が全面禁止された。

　セブ市に販売拠点を置く車ディーラー業者がこのあおりを受けている。セブ自動車ディーラー連合会によると、事故前はスルピシオ便を週に三、四回を使い車を搬入していたが、現在はそれが不可能な状態。

　他の船会社に切り替えているが、便数が少なく、予約に時間を要するため、大きな支障が出ている。この結果、顧客への車引き渡し日数も従来の三日間から七︱十日間に延びるているとう。（７月30日・サンスター）