ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2008.7.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ワシのスープ
希少鳥類のフィリピンワシを撃ち殺して食べてしまったブキドノン州の少数民族農夫(22)が二十一日、野生生物保護法違反で起訴された。有罪になれば最高十二年の禁固刑、百万ペソ以下の罰金という重い刑罰を受けそうだ。
キタングラド山に近い同州インパスゴン町に住むこの農夫は七月十日、自分の畑のそばの木に止まっていたワシを撃ち落とし、スープにして仲間と一緒に食べてしまった。 しかし、このワシ(三歳)は二〇〇六年九月にけがして保護され、今年三月、発信器を付けて放鳥されたばかりだった。保護関係者が簡単に殺された場所を追跡、犯行を発見してしまった。フィリピンワシは現在、ミンダナオ地方に約二五〇羽が生息しているという。(18日・インクワイアラー)