ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2008.7.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
薬局が怖い
会計検査院はこのほど、中部ビサヤ地方で開業しているバランガイ(最小行政区)の薬局(ボティカ)百六十七店のうち百九店が営業許可がないのに厚生省から医薬品の供与を受けていると指摘した。 ビサヤ全域では六百三十五店のうち五百三十九店が無許可というから、正規のボティカは十店に二店もない。
厚生省は許可したボティカだけに営業支援のため医薬品を配布することになっているが、同省の出先はこれを無視していたらしい。ボティカには通常、風邪やセキ、高血圧症、肺に関係する疾病の薬、下痢止め、抗生物質などを置いているが、一般薬局よりも高い値段で売っている店も少なくなかった。しかも、有効期限切れの医薬品約百万ペソ分も発見されたという。(23日・スター)