ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 330字|2008.7.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
マクタン干拓に横やり
アロヨ大統領が承認したマクタン北部干拓開発計画(事業総額約百億ペソ)に対し、ガルシア・セブ州知事が主宰し、関係地方自治体首長が集まる「中部ビサヤ地域開発評議会」総会が二十四日、反対を決議した。当事者のラプラプ市代表だけが決議に反対票を投じた。
反対の理由は、この干拓事業が船舶の通行が多いマクタン海峡の安全に障害をもたらす懸念とセブ国際港の拡張計画の支障になる︱︱の二点。
しかし、同評議会は大統領のメンツに配慮したのか、ラプラプ市が事前に関係自治体や政府機関とよく協議していないことを反対理由に挙げた。ラプラプ市は同計画が環境に与える影響を調査した上で、来年にも着工する意気込みだったのでがっくり。(25日・サンスター)