ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2008.7.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
スリガオで激戦
国軍第四師団は六月二十九日から北スリガオ州島しょ部で、比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)に対する大規模掃討作戦を実施、二日までにNPAゲリラ十九人を殺害、十二人を捕虜にした。負傷は推定約二十五人。一方、作戦に参加した国家警察官二人が死亡、二人が負傷した。
戦闘の発端は、NPA武装集団が二十八日夜、同州シャルガオ島で警察署二カ所と他の行政機関を襲撃し、銃やパソコンなどを強奪した事件。
NPAは襲撃後、エンジン付きバンカ(ボート)で近くのラピニガン島などに逃走したが、国軍側はOV10地上攻撃機やヘリコプターを動員、徹底的な攻撃を繰り返した。
生き残りのゲリラたちはやっと南スリガオ州との州境部に逃げ延びたもよう。(1、3日・ブレティン)