財閥一族に不祥事
[ 322字|2008.5.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
セブ州に本拠を置くアボイティス財閥の中核的人物が十七日、両親宅で銃創によって死亡した。アボイティス電力会社が株式上場後。初の年次株主総会の二日前で、総会に出席した一族は沈痛な面持ちだった。死亡したのはルイス・アボイティス氏(48)で、一族所有のビサヤ電力会社経営者として実績をあげていた。寝室で死亡しているのを発見されたが、警察は自殺か過失死かの結論を出していない。遺書はなかった。
株主総会は八十人分の席が用意されていたが、出席者は少なかった。エラモン・アボイティス社長が純益が前年の一・二四倍と報告したが、終了後、一族はただちに秘密会に入ったという。同財閥は水運業から電力部門に事業の中核を移すのに成功していた。(20日・サンスター)