ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2008.5.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ南部での国軍作戦が激化する中で、被害を受けた子供の数は今年だけで二千三百八十人に上る︱︱児童福祉の民間団体「カビバ連合」がこのほど、調査結果を公表した。それによると、ダバオ市トゥグボグ地区を含め、子供の被害は北、東ダバオ、コンポステラバレー州に広がっている。コンポステラバレー州モンカヨ町では子供二人が戦闘に巻き込まれて負傷したという。
同連合は、アロヨ大統領が比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)絶滅を命じ、「バンタイ2」作戦が始まってから被害が急増したと主張している。ミンダナオ各地に展開した国軍部隊が鉱山企業や大農園のために、少数民族の土地を奪って住民を追い出しているのが特徴だという。(9日・サンスター)