ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2008.5.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
北コタバト州プレジデントロハス町で五日早朝、国軍部隊が比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)の奇襲に遭い、兵士三人が戦死、十八人が負傷したが、戦闘直後、国軍兵士五人が現場近くでバランガイ(最小行政区)議長ら三人の民間人を捕らえ、殴打するなどの乱暴を働いた。同議長が町長に訴え出た。
訴えによると、兵士らは住民十七人を住居から引っ立てて国道沿いにひざまずかせた。「奇襲のことを事前に知っていただろう」と尋問した揚げ句、暴行したという。 これに対し、第三九歩兵大隊長のパニサ大佐は「調査したが暴行の事実はない」と真っ向から否定、「一部の兵士が奇襲の前に兆候があったかどうか調べたことは聞いている」と述べた。 (8日・インクワイアラー)