ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2008.5.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
セブ島中部の海沿いの町、ドゥマンフグで一、二歳の幼児が相次いで重度栄養障害で死亡、飲んだくれの父親が保護義務放棄の容疑で告発されることになった。同町山間部のコンハロ地区の農民、ナルシソ・ザモラは床もない小屋に住んでいたが、昨年、妻(29)がセブ市に働きに出た後は酒びたり。近所の人が三日、末娘(1)がやせ細って死んでいるのをみつけ埋葬して戻ると、今度は三番目の男の子(2)が死んでいた。その後、長男は祖父母に引き取られたが、次男は栄養失調で入院となった。町の託児所では四人に無料でミルクを飲ませ、町長命令で毎月、父親に五百ペソ与えていたが、酒代に消えてしまったらしい。町の中心部から遠かったため注意も行き届かなかったという。(9日・サンスター)