ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2008.4.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
初のセブアノ語辞書
セブ州コルドバ町のアデリノ・シトイ町長はこのほど、史上初のセブアノ語辞書を間もなく完成することを明らかにした。セブアノ語は中部ビサヤ地方からミンダナオ地方にかけて広く使われる言葉。
同町長によると、六万五千以上の単語を載せた千二百ページ以上の本格的な辞書で数年前から作成にかかったという。この辞書の普及をきっかけに、セブアノ語がさらに研究され、中央政府が初等教育に使うことを認めることが願いだという。同町長は「ビサヤ学術協会」を立ち上げた中心人物の一人で、辞書作成はその主要事業。。
セブアノ語はフィリピン各地の方言と比べても独特で、非常に古い言葉。暦上の月の
言い方も昔の住民が観察した季節の変化を表しているという。(9日・ブレティン)