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4月21日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 613字|2008.4.21|社会 (society)|ハロハロ ]

 このところ、バナナの話題がわが家で続く。まず、裏庭でバナナが再び房状の実を日々、太らせている。そして、知人の元フィリピン大教授から先日、「ベターバナナ」と題するメールが届いた。バナナに含まれる栄養素とさまざまな症状に対する優れた予防効果が列記されている。ニューヨーク市立大の生物心理学教授が行った講義だが、おいしいだけではないバナナの信奉者になりそうな内容だ。

 ここで予防効果の研究結果を紹介できないが、バナナにはエネルギー源になる三種類の糖質のほか、カリウム、プロテイン、鉄分、繊維、各種ビタミンなどが豊富で、うつ病、高血圧、知力低下、貧血症、胃潰かいよう、二日酔い、胸やけ、神経過敏、ストレス、便秘、太り過ぎなどの症状に効用がある。毎日欠かさず食べることで、脳卒中による死亡の四割は防げるとの結果も出ている。

 「一日にリンゴ一個で医者要らず」。リンゴの栄養価の高さを表すことわざだが、そのリンゴに比べ、バナナはプロテインを四倍、ビタミンAと鉄分は五倍も内蔵、特に高血圧の抑制に効果のあるカリウムを大量に含有している。米食品医薬品局はバナナ生産業者が「バナナには高血圧の降下作用がある」と表示するのを特認しているそうだ。教授は次の言葉で講義を終えた。「今はリンゴをバナナに置き換えて、『一日にバナナ一本で医者要らず』と言うべき時代だろう」︱︱。(濱)

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