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　ミンダナオ地方でもコメ不足の懸念が広がっている。米産地、コンポステラバレー州ではコメ消費量の七七％しか州内で自給できない。理由の一つはバナナ農園の拡大で、コメの耕地面積一万千ヘクタールを上回る一万三千ヘクタールになった。このため州政府はバナナ農園への耕地転換を規制することを検討しているという。ドゥテルテ・ダバオ市長は、もしコメ不足が続けば「市内の貯蔵米の市外流出を防ぐ手段を取る。これこそ食糧の安全保障だ」とラジオ番組で宣言した。同市選出のノグラレス下院議長も「アグリビジネス企業は食糧生産に力を入れ、従業員を食べさせる必要がある」と述べた。ウイ・タグム市長は、コメの供給が十分なのに米価が急騰していると頭をかしげた。（２日・サンスター）