卒園式後の悲劇
[ 318字|2008.3.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ島の最南端に位置するサランガニ、バルート両島間のサランガニ海峡で二十六日午後、モーターボートが沈没し、生後八カ月から十五歳までの子供八人と大人六人が波にのまれた。
たった一人生き残った農業、ラニロ・オリボさん(26)は数時間泳いで、翌朝、岸にたどり着き、当局に事故を通報した。南ダバオ州の救難当局が現場海域を捜索しているが、生存者の発見は絶望的だという。
州当局によると、船はバルート島からサランガニ島に向かう途中に遭難した。突然、強い潮流が何度も襲って来てボートの船板を打ち砕き、転覆してしまったという。遭難したのは親類同士の三家族で、幼稚園の卒業式に出た後、サランガニ島に帰る途中だったという。(29日・スター)