ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2008.3.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
密輸で40億ペソ損失
フォード・フィリピン・グループのベイカー社長はこのほど自動車密輸の横行で、国は関税や物品税、付加価値税などの税収を年間四十億ペソ損失していると述べた。
同社長によると、アジア経済危機以前、フィリピンでは自動車の販売台数が年間十六万台に達していたが、二〇〇七年は十一万七千台にすぎなかった。一方でタイ、インドネシアなどはアジア経済危機当時の販売レベルを超えており、比のみが取り残されている。密輸横行のせいで、特にセブでの密輸がひどいと指摘。中部ビサヤ地域でディラーは新車を五千台販売したが、その間、新規登録台数は二万八千台に達しているという。「大半が密輸カーだ。セブでは自動車密輸が公然と行われている」と批判した。(4日・インクワイアラー)