ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2008.1.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
MNLFの内輪もめ
イスラム諸国会議機構(OIC)が音頭を取るイスラム最大勢力、モロ民族解放戦線(MNLF)と政府の三者会談が十四日、サウジアラビアの首都ジェッダで開催される予定だが、ミスアリ初代議長(国家警察が拘置中)が選んだMNLF代表の人選に内部から異論が吹き出した。
ミスアリ議長は政府との一九九六年和平協定の見直しを行う共同作業チーム(JWG)に五人を指名したが、ハッサンMNLF副議長ら十二人が連名で独自の意見書をOICの南部フィリピン平和委員会(PCSP)に提出。その理由としてミスアリ議長がJWGに起用した五人の中にMNLFメンバーではない人物が含まれていることを挙げた。創設者ミスアリ議長の威光も落ちているようだ。(10日・ブレティン)