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　比有数の海辺観光地、ボラカイ島（アクラン州）は年末二日続きの雨が降った後、町立病院や商業モールのある島の中央部で汚水の氾らんを経験した。被害があったのは島内三百以上のホテル、リゾート、別荘の中で約五十軒。臭い泥水が下水溝からあふれ出したという。

　環境天然資源省担当者によると、下水溝の一部が主下水管につながっていないのが発見されたというが、原因はそれだけではなさそう。建築ブームが水源地周辺にまで広がり、雨水の流出水路を止めてしまっているという。

　地元マライ町は二日付けで六カ月間の建設全面禁止命令を出した。アティエンサ環境天然資源長官が昨年八月に出した禁止勧告が無視されたと激怒したため。（12日・インクワイアラー）