ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 295字|2008.1.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
マニラ帝国主義に怒り
ダバオ市の交通の要、ヘネロソ第一橋は昨年四月に倒壊したが、再建計画が一向に進展しない。地元のダバオ商工会議所が「中央政府に頭を下げ続けたが何もしない。自分たちでやるしかない」と、建設費約三億ペソの募金活動に踏み切った。
ダバオ市役所は国の施設に自治体資金を使えないという法の規定に縛られているという。怒った同会議所の元会頭がまず、百万ペソを寄付するとか。
担当官庁の公共事業道路省は橋再建の当初予算、三億ペソをなぜか二億六千万ペソに減らし、工事請負先も決めたまま金を出そうとしないという。ダバオ財界指導者たちは「マニラ帝国主義」に対抗する意気込みを示している。(9日・ブレティン)