ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2008.1.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミスアリ側近を釈放
イスラム最大勢力、モロ民族解放戦線(MNLF)のミスアリ初代議長の側近で、同議長とともに反乱罪容疑で拘置されていた六人がこのほど、一人六万ペソの保釈金を支払って釈放された。近く開催されるイスラム諸国会議機構(OIC)と政府、MNLFの三者会談に配慮した措置らしい。しかし、同議長は依然、首都圏ケソン市に軟禁されたまま。
六人はミスアリ議長が二〇〇一年に起こした武装蜂起事件に連座して拘置され、最重要人物は同議長の宗教上の相談役だったアブ・ハリス・ウスマン師。全員がスルー州の自宅に戻ったという。同議長支持者約五千人は昨年十二月二十八日、南コタバト州コロナダル市で集会を開き、「ミスアリ釈放」を政府に訴えた。(5日・インクワイアラー)