ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 326字|2008.1.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
密輸車登録の「聖地」
メンドサ運輸通信長官は四日、外国高級車の密輸事件に絡んで中部ビサヤ陸運局のレイソン局長を解職処分した。
昨年十二月、首都圏マカティ市の自動車修理店で密輸された高級車、スポーツカー計八十一台が大統領府密輸取締チームに摘発されたことが発端。BMW二十一台、メルセデス・ベンツ十六台、ポルシェ十一台など時価総額は数億ペソと見積もられる。
これまでの調べでは、密輸高級車にはセブ州セブ市、トレド市などの陸運事務所が必要な提出書類がそろっていないのを承知で、車両登録証明書を発行していたもよう。セブ自動車ディーラー協会(CADA)はビサヤ行政監察院に対して、管内での新車登録数五千台が同協会の記録よりも多いと調査を要請していた。(3、5日・ブレティン)