ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 297字|2007.12.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ダバオ自衛部隊に危機
二〇〇三年のダバオ空港爆弾テロ事件をきっかけに創設されたダバオ市の自衛組織、「タスクフォース・ダバオ(TFD)」が解散の危機に直面している。
発端は、会計検査院がダバオ市の治安基金の使用に不正があると指摘したことから。市議会が反発して、来年度予算からTFD用の二千百万ペソをカットしてしまった。
TFDは大統領の行政命令で創設されたが、経費の大半はダバオ市が持つことになっていた。約百人のメンバーは政府民兵組織から選抜され、国軍が訓練した。
テロリストや共産ゲリラだけではなく、他地域からの犯罪集団の流入にも素早く情報を入手して対処してきたといわれる。(17日・サンスター電子版)