ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2007.12.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
NPAは殺せ
クリスマスの停戦中というのに、コンポステラバレー州で国軍部隊が農民を共産ゲリラと疑って虐殺した事件が起き、調査が開始された。
同州モンカヨ町の農民が十二日、兵士らに比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)メンバーの嫌疑で捕まり、四日間にわたる尋問の末、七カ所をナイフで刺され、遺体を捨てられた。この農民はココナツ殻の炭焼きの後、子供の誕生日のためにバナナを収穫して帰宅の途中だった。
事件を告発した人権団体、カラパタンによると、犯人は近くに駐屯する陸軍第二八歩兵大隊所属部隊の疑いが濃厚という。国軍第十師団長のボアク少将は「軍はこのような行為は許すことができない。しかし、まず兵士による犯行かどうか調査する」と言明した。(22日・スター)