ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2007.11.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
警官同士の撃ち合い
十一日午前五時すぎ、セブ市パヒナ・サンニコラス・バランガイ(最小行政区)で私服警官同士が撃ち合い、流れ弾で民間人二人が負傷した。
調べによると、中部ビサヤ警察本部勤務の一級巡査(28)は、弟から二人の男に恐喝されたと連絡を受けて現場に急行、容疑者を捕まえて暴行を加えた。そこへ市警カーボン署の三級巡査が駆け付けたが、一級巡査は警察官の名乗りを信用せず、拳銃を撃ち合った。そばづえの民間人二人はいずれも重傷。
警察上層部は、一級巡査はセブ市担当ではなく、速やかに市警側に連絡すべきだと判定、同巡査を傷害容易で拘束した。コメンダドル市警察本部長は「警官には親族の被害だと客観的立場を失う傾向がある」と言明した。(10日・サンスター電子版)