ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2007.11.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ダバオの政争表面化
ダバオ市を二分する二人の有力政治家、ドゥテルテ市長とノグラレス下院議員の対立がバランガイ(最小行政区)選挙を機に表面化した。
ドゥテルテ市長が十一日のテレビ談話番組でノグラレス議員を「ウソつき」「偽善者」とののしったが、怒りの原因は、同議員がバランガイ選挙(十月二十九日施行)後、バランガイ指導者たちに「政治を忘れよう」と呼び掛けたのを反市長派への結集行動を受け取ったためらしい。また、市内の貧しい少女が自殺した事件で、同議員が「市の資金の使い方が悪いと批判したのもカンに触った。
ノグラレス議員はこれに対し非難は事実無根と否定、互いに任期切れとなる二〇一〇年の統一選挙まで互いの任務に集中しようといなした。 (15日・ブレティン)