ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2007.10.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
空中散布で市が勝訴
ダバオ地裁は二十二日、バナナ栽培・輸出組合(PBGEA)の訴えを退け、除虫剤の空中散布を禁止したダバオ市条例を支持する決定を下した。同市議会は三月、ドゥアルテ市長の要請でバナナ農園周辺住民の健康のため、同条例を議決した。
バナナ農園主側は、市内五千ヘクタールのバナナ農園の生産性が低下すると主張したが、フエンテス判事はすでに空中散布を禁止したブキドノン州で影響が出ていないと否定した。
農園主はバナナの害虫シガトカを駆除する農薬「ディタン」の製造元である欧州の会社から証人を招いたが、逆に同農薬で人体に影響が出ても責任を持たないという会社の使用但し書の存在が確認され裏目に出た。(24日・インクワイアラー)