ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2007.7.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
病院の乱脈経営
セブ市の国営総合病院である「ビセンテ・ソット記念センター」が乱脈管理で昨年一年間に一億ペソもの損害を被っていたことが会計検査院の調査で明るみに出た。
カナダが人道援助で寄贈した医療機器を「壊れた」と称してほっぽり放しにして、手術患者には外部の医院や検査機関を紹介していた。これらの医療機関は同病院医師の一人が経営していたという。同病院の患者収容能力である六百・六百五十人から計算すると年間一億ペソは医療収入があるはずなのに、実際は六千六百万ペソしかなかった。
さらに、病院は法で決まった公開入札を一切せず、売り込みに来た業者からシーツなどの物品を市価の倍以上の値段で買い、その額は三千八百万ペソに達していた。(24日・サンスター電子版)