ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2007.7.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
鬼市長らしからず
ダバオ市の有力者、ジェフ・ホー博士の息子(16)が十二日、自分の車の中で大学生(16)をレイプしたとして訴えられた。おじに当たるモレンテ同市警察本部長はいち早く、事件捜査にはかかわらないと中立声明を出し、検察局も証拠不十分で不起訴の方針を打ち出した。しかし、病院は、女子学生に性行為があったと診断していた。
ホー博士は五月の副市長選でドゥテルテ市長の娘サラさんと戦って落選した。このため、学生の親族がサラ副市長に訴えた。
犯罪には厳しい市長だが、この事件では、「警察に任せる」となぜか煮え切らない態度。市民の間から、有力者や警察幹部に気兼ねしているのではないかという批判が出ている。(18、19日・サンスター電子版)