ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2007.7.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
自首はお断り
西ネグロス州プルパンダン町で住民百八十七人のうち四十五人が今月初めから、町の警察署に選挙関連の告訴に対応して自首、留置所に入り切れない騒ぎとなった。同署留置施設は二房で収容定員は十五人。自首者のうち女性は署のロビーを臨時の拘留場所にして寝泊まりさせた。しかし男性たちは超過密の房内で喚気が悪いため息苦しく、眠る時も座ったままという状況だという。
当選したペナ町長の支持者が対立候補の支持者に脅されたと告訴したのが事の始まり。対立派の第六バランガイ(最小行政区)議長夫妻や町の神父が住民を引率して自首してきた。その後も自首者が続々と押し寄せたが、警察側は「留置する場所がない」と言って、お引き取り願ったという。 (4日・ブレティン)