ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2007.6.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
アブサヤフ新指導者?
イスラム過激派、アブサヤフは昨年から今年にかけて最高指導者を国軍に殺害され、勢力が衰えたが、全滅にはほど遠いようだ。
国家警察の情報部門担当者によると、アブサヤフでは「ヤッセル・イガサン」という人物が新指導者として頭角を現している。イガサンはリビアと中東地域で爆弾専門家としての訓練を受けた人物で、特に海外の資金提供者につながりを持っているとされる。
しかし、イガサンは前の最高指導者、カダフィ・ジャンジャラーニやハイナル・サリ(別名アブ・ソライマン)と違って実戦経験がないのが弱点。強みは資金ルートを握っている点だという。この情報は軍、警察、外国情報機関とが目下、確認作業中だという。(5日・ブレティン)