ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 326字|2007.5.7|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
敗色濃いバナナ農園主
ダバオ地裁はこのほど、比バナナ栽培・輸出業者協会(PBGEA)が空中からの農薬散布を禁止したダバオ市条例の一時履行差し止めを請求した訴えを却下、バナナ農園主たちの敗色濃くなった。
バナナ農園主たちはダバオ市議会にロービング活動で市の方針に反対させようとしたが失敗、三月二十四日に同条例が成立した。このため、PBGEAは条例が認めた空中散布から地上散布への移行準備期間三カ月が短すぎるとして、六月二十三日の期限前に同地裁に訴えた。しかし、フエンテス裁判官は法手続き上の理由であっさり却下。
農園主側は、このままではダバオ市のバナナ産業は壊滅すると警告しているが、ドゥテルテ市長は「市民の福祉と健康を守る方を優先する」と動じない。(5日・スター)