ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2007.4.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
よみがえる滑走路
サマール島沖は太平洋戦争で日米海軍が激突した戦場だったが、東サマール州のクワン・ギウアン女性町長はこのほど、米海軍が当時、建設した滑走路を修復して、空港として使用する計画を明らかにした。ギウアン米軍基地は一九四四年当時、東アジア最大といわれ、滑走路は長さ二千八十四メートル、幅四十五メートルある。今も毎月二十五機前後の貨物機がマニラ首都圏から商品を運んで来ているという。
公共事業道路省はアロヨ大統領の指示で約千万ペソの経費で滑走路の修復事業に乗り出しており、ギウアン市も乗降客のために近くの上水道整備を始める。陸路の便の悪さが解消されて、美しい海浜やサーフィンポイントが観光客を集めるようになるかも。(20日・ブレティン)