ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2007.4.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
貧乏な中央選管
ダバオ市役所はこのほど、五月十四日に行われる統一選の投、開票が迅速かつ円滑に行われるよう、中央選管に五百万ペソを寄付したことを明らかにした。寄付金は、中央選管が選挙処理に投入した人員の超過勤務手当に充てられるという。
アビサド市助役は「市は今年一月から、お金を少しずつ渡してきた」と説明、さらに「中央選管は憲法機関で独自の予算を持っていない。選挙のたびに、地方自治体に頼らなければならない」と解説した。おまけに大統領任命制なので、任命権限者に従属してしまうという。
「中央選管に正しい政策もそれを執行する人員も欠けていては、(選挙の)公正な結果など見ることはできない」と皮肉たっぷりだった。(4日・サンスター電子版)