ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 303字|2007.4.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
裁判所が遠くて敗訴
民間団体のジャーナリスト防衛委員会(本部、米ニューヨーク)は四日、北ダバオ州で名誉棄損で服役中のラジオ局解説者、アレックス・アドニス氏(43)を釈放すべきであると要求した。
同委員会によると、アドニス解説者は二〇〇一年十月、地元ラジオ局でノグラレス下院議員=ダバオ第一区選出=を個人的に中傷した容疑で起訴された。しかし、同氏は弁護費用がなく自宅から約五百キロも離れた裁判所に行けないとして今年二月、敗訴、収監された。
同委員会は、アドニス氏に対する量刑が不当に重すぎると主張し、アロヨ大統領の夫がジャーナリスト四十三人を名誉棄損で訴えたことにも言及し、報道活動の支障になっていると指摘した。(DMS)