ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2007.4.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
情けが仇
二日午後七時四十五分ごろ、セブ州ダナオ市ローク・バランガイ(最小行政区)の国道をトライシクルに乗って通行中の救貧融資機関職員、アンナルー・ドナイレさん(24)は幼児を抱いてとぼとぼ歩いている女性を見つけて同乗させてやった。すると、その女性がドナイレさんの腹部をナイフでつつき、小声で「カネを出せ」。トライシクルの運転手は全く気付かず、ドナイレさんは集金した公金約一万二千ペソと自分の所持金千百ペソ、携帯電話も奪われてしまった。
強盗に早変わりの女性はドナイレさんを途中で下ろし、自分が運転手に行く先を指示して走り去った。ドナイレさんは最寄りの警察署に届けたが、気が動転して子連れ犯人の容姿も思い出せなかった。(4日・サンスター電子版)