ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2007.3.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
教会内で財宝掘り
セブ市サントニーニョのセブ・メトロポリタン大聖堂は目下、改装工事中だが、ジェルボリンゴ教区司祭が六日、チャペルに入ると床に深さ三メートル以上の穴がぽっかり空いていた。どうやらタイル取り換えに働いていた作業員たちの仕業らしい。
住民代表の話によると。十年ほど前、旧日本軍兵士の息子という日本人が現れ、大聖堂敷地内に日本刀や金の延べ棒が埋まっているから掘りたいと要請した。その時は教会が拒絶したという。
どうやら、この財宝伝説が伝わり、改装工事に目を付けて入り込んだらしい。二週間ほど前、タイル改装費用十万ペソを寄付した人がいたが、仲介した神父は何も知らないと言っている。作業員を斡旋したのは別の元神父だった。(9日・インクワイアラー)