ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 323字|2007.3.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
汚職の灯
セブ都都市圏は一月のアセアン(東南アジア諸国連合)首脳会談の舞台になったが、行政監察院ビサヤ支部はこのほど、公共事業道路省に対して都市景観美化のために設置した街灯の購入・設置代金の支払い停止を命じた。代金はしめて一億二千万ペソ。
同支部によると、街灯はセブ、マンダウエ、ラプラプ三市の主要道路に計千八百本が設置されたが、一柱当たり一万二千ペソ相当の街灯が九万五千ペソで購入されていた。特にマンダウエ市では一柱二十万ペソという途方もない価格で請求されていたという。
三市長とも街灯購入には関知していないと否定、特にクアノ・マンダウエ市長は「もし本当なら、汚職の象徴の街灯は全部、引っこ抜く命令を出す」と息巻いている。(8日・インクワイアラー)